優位な立場に立っている人には、わからない感覚があると思う。
いわゆる「マンスプレイニング」も、自分が該当しているなんて、思っていないんだろうな。
言葉の端々に見られる、「教えてあげている」という上から目線。
同じようなアドバイスでも女性からは感じないので、やっぱりこれがマンスプレイニングなんだな、と思う。
ニュアンスなので説明しにくいけど、なんというか、女性はそういう言い方をしないよね、という感じ。
無意識なんでしょうね。
多分、男性が女性に対して話すときに、知らず知らずのうちに身につけてきた「型」なんでしょう。
ずっと立場が上だと認識させられていたわけだし。
「上から目線」であることに意識が向かないくらい自然だったんでしょうね。
そして女性は、わたしも含め、それに敢えて物申すこともせず、「そうですね」と言ってモヤモヤしながらもやり過ごしてきた。
今、BGMにMetallicaのEnter Sandmanが流れているんだけど、むしろこういうハードな音楽のほうが、マンスプレイニングのような不快感を持っていないと思う。
矛先が女性のような不利な立場に向いていないというか。
むしろ、そういう上から目線的なマンスプレイニングに対抗しているような。
ハードロックとかメタルとか、結構賢い人もいるし。
知性と感性の相互作用ということかな。
マンスプレイニングも、古い時代の残骸なんだろう。
もうごっそりと、宇宙の塵にでもなってほしい。