この星は、わたしの星じゃない

そのタイトルと概要を見ただけで泣いてしまう。

11月にアップリンクで上映される予定の映画。

たった1週間しか上映されないみたいだけど、観に行くチャンスはあるんだろうか。

 

このなんとも言えない感覚は、古本屋で見つけたボーボワールの本を読んだときと同じものだ。

 

なんだか泣けてくる。

 

毎日流れてくるニュース。

子供たちを放置して死なせてしまった母親、子供を道連れに自殺した母親、病院に行かずに出産して致死罪になる母親・・・

まるで当事者が母親だけであるかのように報道される。

 

そして少子化は女性の身勝手の結果だと揶揄され、産まない人は社会に貢献していないから福祉を受ける権利がないとまで言われる始末。

 

今存在する子供たちさえ守れていないのに。

若者を自殺で失い続けているのに。

そんな社会に子供を産めと言うのか。

 

 

この世の中は狂っていると時々思う。

その原因を作っているのは人間だ。

聖書を読むのが辛いのは、人間が罪を重ね繰り返す、ドロドロで血みどろの物語が延々と続くからだ。

あれを何百ページも読む自信がない。

 

我が物顔で世界を荒らす人間を見ると、小さな絶望を感じる。

平和な世界なんて永遠に来ないんじゃないかと思う。

 

でも、ただ自然は美しく清らかで、今日も循環を生み出し、この地球を守っている。

 

その自然の中にある光に、わずかな希望を持って今日も生きる。

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