台湾ドラマを観ながらいろいろ考える

日本のドラマの中にも、いい作品はあると思う。

最近は専ら台湾のBLばかり観ているけど、BLで言うと「おっさんずラブ」の最初の作品はとてもよかった。

遊びの部分を入れつつも、ちゃんと人物を描いているところが。

 

 

いろんな作品を観ていて気になったこと。

異性愛者が同性を好きになるというパターンが意外とある。

そして大体は、異性愛から同性愛に転換するというのではなく、「その人だから好きになった」という感じで、その人以外は対象じゃない。

それを自分に当てはめてみたら・・・と思うけど、わたしはピンとこない。

それは異性愛者だからなのかどうか、はっきりとはわからないんだけど。

同性愛者が異性を好きになることがないのと同じなのかもしれない。

でも、どちらもあり得るという人がいても、おかしくない。

 

いずれにしても、どちらがどうということではなくて、異性愛でも同性愛でも、真剣に相手を一途に想い続けるという姿勢に心を打たれるんだなぁと思う。

 

しかしこんなにBLが世界的に広がっているのって、理由があるんだろうな。

ま、多分、男子は上半身裸になっても「ワイセツ度」が低いからなんだろうと思うけど。

そういう意味でも、男子ってアドバンテージ高いよなー。

女子だったら上半身だろうと下半身だろうと、脱いだら両方アウトだぞ。

ま、そこを上手く使っているのがBLなんだろうけど。

 

とはいえ、わたしの中では、男子の上半身もそれなりに刺激が強くて。

ムキムキだとアウトだし、あと、胸がある人もダメ。

これから薄着になると胸のある男性が目立ってくるので、ちょっと困っちゃうんですよね、わたしとしては。

胸の形が透けてたりすると、うわーーーって思っちゃう。

基本的には、男性でもむやみに脱がないでほしい。

 

そうそう、そんなことを言いつつ、シャツの隙間から肌が見えるのはいい、という話で女子同士盛り上がることが意外と多いのは、やっぱり「チラ見せ」ぐらいがちょうどいいのかもしれないと思う。

って、何の話?

 

 

「種の存続」発言が出て、またそういう倫理観が問題になっているけど、そもそも人間の進化の行く先は「繁栄」ではなくなっているんじゃないかと思う。

人口だってどんどん増えて、自然を脅かすような活動も増えて、我が物顔で地球に住み着いている人類も、所詮は生き物の一つであって、別に地球は人類のためにあるわけじゃない。

もし、「種の存続」が目的なのであれば、究極には、交尾して(あえて交尾と言う)産んで、終わったらさっさと死ね、ということになる。

これだけの知能と巧妙に動く手足を持っていながら、人間としての能力を発揮することなどはどうでもいいのだ、と言われているようなものだ。

ていうか、誰が「種の存続」のために生きているんだろう?

その発言をした人は、自分には「種の存続」という役目があると、ずっと自覚していたのか?

 

社会が成熟してくると、「繁栄」が目的ではなくなる。

ていうか、日本なんて生産性めっちゃ低いし。

全然中身が伴ってない。

むしろそっちが問題なのに。

「たくさん産め」と言う前に、自殺者を減らす努力をしろ、と思う。

未来に絶望する若者を見捨てておいて、何を言う。

 

 

ドラマの話に戻ると、台湾ドラマを最初に見たのは「花より男子」の台湾バージョンだったんだけど、その頃からなんとなく見てしまう魅力を感じていて、多分それは演技力とか演出とか、クオリティが高かったんだろうと思う。

それからもう20年くらいになる気がするけど、今や台湾はトップが女性、IT大臣はオードリー、コロナ対策も圧倒的な優等生という、何とも羨ましい進化を遂げている。

古い考え方の年配者が政治の中心から退こうとしない日本との差がありすぎて、本当に恥ずかしい。

 

これからは、既成概念とか誰かが作った枠に囚われない考え方や行動がポイントになるんだろうな。

 

 

ところで、BL好きを台湾では「腐女」って言ってて、それは日本語の「腐女子」からきているのかもしれないけど、そこは共通語なんだな、なんて思ったのでした・・・

ていうか、BL自体も、日本発祥?

それって文化として誇れるんだろうか・・・