今日は木曜日。
ポリタスTVは渋谷和宏さんの経済・虎の巻だったんだけど、今回は起業についての話で。
その中で「身近に起業している人がいる」というポイントが日本は低い、ということが挙げられていて、ふと思い出したこと。
「起業」なんて言葉にすると大層なことに聞こえるけど、そういえばうちの祖父は戦後満州から引き上げて帰ってきて商売を始めたから、ある意味では起業家なんだよな・・・それでもって、その店をどうするかの話のときに、祖父が「トモコならいけるんじゃないか」みたいなことを言っていたと、父から聞いたんだった・・・。
どういう意図で言ったのかとか、どうしてそう思ったのかとか、そういう具体的な部分は何も聞いていなくて、ただ話の流れの中で出てきただけのような感じだったんだけど、それでもなんとなく記憶に残っていて。
起業家としての祖父のその言葉を信じていいんだろうか、みたいに思う。
「個人事業主」として登録してはいるものの、特に実績が上がっているわけでもなく、活動してるんだかしてないんだかわからないくらいの業務量で、ちょっと恥ずかしいくらいなんだけど。
その割には、諦めが悪くてやめる気もないという・・・。
そんなわたしでも、まだ希望はあるんだろうか。
ポリタスTVでは、日本の制度とか風潮みたいなものも取り上げてて、それこそ初期費用がかかりすぎるとか、敷金礼金とかいうのも含めてハードルが高いこと、個人が責任を取らなければいけない仕組みなど、いろんな問題点を挙げていて。
確かに、失敗できない社会の風潮もあるよな・・・と思う。
何度もチャレンジできるような仕組みにしてないと、誰もやらないし、妙な「安定思考」だったり、新陳代謝のない組織だったり、効率や生産性の低さだったりに繋がる。
そして、ますます日本社会が廃れていくことになる。
そういう「保守的」な構造を、もういい加減変えないとどうにもならないよね・・・と思う。
ずっと前から思っていたことだけど、それを渋谷さんがまとめてスパッと言ってくれて、本当に共感しかない。
脱皮しないとだよなー。
もう古いしがらみとか観念は、脱ぎ捨てないとですよ、本当に。
ということで、今日のマウナケアby国立天文台。
漆黒の夜空に光る星たち。