己に問え

rock_azure2015-09-05

いろんな意見があるのはわかっている。
安保とは何か。
何かを守るとは、どういうことか。


武力でもって解決に当たること。
それは、私には西洋医学のようなものである。
対処療法であって、根本的な解決策ではない。
根本的な解決策は、思想であると私は思う。
そうすると、思想では武器を持って目の前に立つ相手に対処できないと人は言う。


目の前の武器を持つ人には、武器を持って排除できるかもしれない。
しかし、武器を持って来る人がいるということを解決しない限り、同じことが繰り返されるだけである。


中学生のとき、不良グループに呼び出され、いちゃもんをつけられたことがある。
生意気だとか、態度が気に入らないだとか、言われた。
私は何もしてないし、そんなことを言われる筋合いもない。
意気がって、群がって一人を呼び出し、陰でこんなことをするなんて、この人たちは弱いんだな、と思った。
全く怖くなかった訳でもないけど、そんな脅しに屈してはいけないと思った。


自分が間違ってないなら、堂々としていればいい。
弱い人たちの挑発に乗って、自分を貶める必要はない。


人は弱いから、群れる。
人は弱いから、武装する。


本当の強さとは何か。
それは、誰も傷つけず、守ることだ。


私は、人を負傷させてまで生きたいと思わない。
人を殺してまで、生きたくない。
相手を殺して自分を守っても、自分を守ったことにはならない。
そこには、価値がない。


なぜ攻撃されるのか。
攻撃がなくなるには、どうすればいいのか。
何もしてないとしたら、いちゃもんをつけてくる相手に、どう対応すればいいのか。


私が騒ぎも怖じもせず、攻撃もせずにいたら、不良グループは諦めたのか、何もしなくなった。
だってそもそも言いがかりなんだから、気にする必要はないのだ。
堂々と、凛としていればいいのだ。


私は、武力よりも思想を信じる。
人を動かすのは、思想なのだ。
攻撃されないだけの思想を持っているか。
それを己に問うのだ。