今日の朝日新聞の朝刊に、劇作家の山崎正和さんが寄せた「震災国の私たち」というオピニオンがあった。
とても読みやすく、共感できるものだったんだけど、中でも、方丈記を引用していた部分が特に心に残った。
方丈記の最後に書かれてあること。
「無常観に執着するのも仏の教えに反する、いっさい執着してはいけないのだから、無常観に執着するのもいけない。無常観を抱きつつ積極的に生きようというわけです。」
それだ、と思った。
それが答えだ。
世の中は、常に変わっていく。人も、変わりながら生きていく。
それが解った上で、前向きに行動する。
この国にいれば、地震は避けられない。
その上で、出来ることをするしかないのだ。
新しい選択をしていくしかないのだ。