アズミーノ!

rock_azure2015-08-28

今回で3度目の安曇野
大好きな場所です。
アルプスの麓、湧き水に溢れ、水田が広がる。
水が綺麗なところが好き。
よく「水を得た魚」という表現をしますが、魚なのかイルカなのかカエルなのか、私の心は綺麗な水のあるところに反応するようです。
しかも、湧き水と温泉、雪解け水と、とにかく豊富。
静かな豊かさが漂っていて、本当に癒されます。
軽井沢のような避暑地として、別荘、ロッジ、ペンションがあり、美術館や工房などが多いのも特徴です。
今回は念願の「ラカスタヒーリングガーデン」にも行けて、美しい造りの庭園と植物の静かなパワーに囲まれ、そして体験コーナーではアロマオイルトワレを作り、大満足でした。


他にも、毎回行くアートヒルズではガラスの芸術に囲まれ、ずっと気になっていた「安曇野ビール」も飲めたし、ちひろ美術館やわさび農場にも行き、2泊したことと一緒に行った新川チャンがレンタカーを借りてくれたお陰で、かなり幅広く動けました。


そんな、水が綺麗な安曇野
美しい安曇野



だけどその一方で、汚染されている地域もある。


新川チャンが直前に訪れていた被災地の話をしてくれたんだけど、私には、ずっと気になっていることがある。


被災地には2つある。
一つは、津波の被災地。もう一つは、放射能の被災地。
一つは、自然災害。もう一つは、人工災害。


自然災害から立ち上がろうとしている人たちは、応援したい。
だけど、人工災害から目を背けている限り、人類は、何かから逃げ続けているように思える。
自分たちのしたことを反省しないまま、その存在を無視して、進もうとしている。


震災後、全ての原発が止まった。
それでも、やっていけた。
つまり、原発がなくても、電力は止まらない。
にもかかわらず、なぜ原発があるのか。


震災後、節電モードになった。
なのに今では、また煌々と街は灯りをともし、何もなかったかのように浮かれている。
あの場所では今もなお、汚染物質が土にも水にも流れ、じわじわと浸食しているというのに。
かつて日本の都市を惨劇に導いた原子力を、その必要もないのに、悦んで受け入れているのだ。


私の大好きな安曇野
その美しさを保てるかどうかは、結局、日本全体の、そして地球全体の問題である。
何故なら、地球は結局運命共同体で、どこかで起こっていることは、決して対岸の火事ではないからだ。
海は繋がっていて、蒸発した水がまた雨となり、降り注ぐのだ。


全ては、自分に還ってくる。
何かを蔑ろにすれば、いずれ、それは自分に還ってくるのだ。


全ての「不自然」なもの、人工的化学物質に私は反抗する。
地球の一員として、責任を持って、謙虚に、生きていくべきだと思う。


大好きな景色が、失われないように。