授業の実態

今の職場は「文法スクール」です。
「英文法を教える」ことになってます。
不定詞の◯◯用法」とか「関係代名詞の◯◯用法」とか、難しそうな言葉を使って説明します。


ですが。
そういうことになっているんですが。
私、それ、好きじゃないんです(笑)。
説明はできるんですけど、それって別に楽しくないんですよね。
もちろん、楽しそうな例文にして面白みを持たせることは可能ですが、そもそも文法説明は後付けだと思っているので、私のメインにはならないんです。


で、私の授業のメインはと言うと…
言うなれば「気付き」と「インスパイア」。
英語を教えていますけど、本当に伝えたいのは「生きるヒント」なんです。
今日のある生徒の授業では、リスニングで "Don't ask me." のaskが聞き取れなかったことから、聴く力と発音について、言語取得能力と音痴の関連性、さらには表現力や居場所の話になり、最終的には目指す学部や方向性、留学の話になった。


英語の授業自体は途中で止まったんだけど、彼女は「学部希望の書類に書く内容に困っていたけど、これで固まったのでよかった」と言ってくれ、納得して帰っていった。


私の授業の実態。
メインはこれなんです。


今まではずっと罪悪感のようなものがあったんだけど、もう突き進むことにしました。
だってこれ、私にしか出来ないから。


自分の才能に自信を。