私はどうやら「強い」らしい。
それは今までにも気付いていたことではあったけれど、自覚することが徐々に増えてきている。
今日言われたのは髪の毛。
2ヶ月毎にパーマをかけているけれど、痛みが少ないと美容師さんに言われた。
確かに私の髪の毛は強いし多い。ちょっとやそっとではへこたれない。学生の頃に比べたら太さもハリも減ったけど、それでもまだ丈夫だ。
そこから白髪の話になり、毛は何度も抜くと生えてこなくなる、眉毛をずっと抜いていると麻呂になる、と美容師さんが言っていたんだけど。
私の眉毛、何度抜いても生えてきます。毎日元気に生えてきます。
どうやら「強い」私。
学生の頃は男子に「強いよね、泣かないでしょ？」と言われ、毎日泣いていた私は「はぁ？」と思っていた。
あの頃は「強い」の意味がわからなかった。強くなりたいと思っていた。平気なフリをしていた。
最近はいろんなところで「強い」の自覚をするようになった。
感度が強い、想いが強い、自我が強い。
骨太で筋肉質だから、力も強い。握力なんて右も左も30以上ある。
そして自分がかなりの負けず嫌いであることも、最近になって自覚した。
いろいろ考えていると、「強い」と言われても仕方ないな、と思えてきた。
私はずっと、「優しい」は「強い」の対極だと思っていた。
だから私は「優しい」からは掛け離れている、そう思っていた。
いろいろ「強い」から、私は「厳しい」。厳しい人は、優しくない。「強いね」と言われる度に、「優しくないね」と言われている気がしていた。
だけど。
最近思う。優しさは強さとつながっている。優しさの真ん中にはきっと、揺るぎない強さがある。
強いことはマイナスではない。
その強さを生かせるように。
