問題解決思考

「批判的意見」には二つの傾向があります。
一つは、何かを向上させたくて出てくるもの。
もう一つは、やりたくなくて出てくるもの。
前者は問題解決につながりますが、後者は愚痴に終わります。


先日、「同じ愚痴を言い続けている人は、愚痴を言うことに満足していて、解決を求めてない」という話になりました。
改善を求めているなら、解決策を探すはずです。


この「問題解決能力」とはなんだろう?といつも思います。
先天か後天か。


それに関して、よく思うこと。
それは、教えている生徒のテスト後の姿勢。
テストは自分の勉強の結果だから、
結果としての点数→満足かどうか→もっと取りたいか→取るにはどうすればいいか→やり方や効率はどうだったか→何が足りないか→何をすればいいか→書き出して実行
という過程を経ると思うのだけど、大概の場合、誘導しないと行き着かない。


「テストの点数が悪かった」という感想で終わる生徒。


「分析して改善策を取る思考力」が先天的にないなら、訓練して身に付けるしかない、ということでしょうか。
それを誘導するのが私の役割、ということでしょうか。


そんなことが「強み」になるなんて。
ずっと不思議でしたが、そういうことなんですね。