反動力で甦生する

先日、美容院で話していたとき、白髪の話になった。
ありがたいことに、私は白髪が少ない。
時々、まとめて見つかることがあるんだけど、それって、ストレスが多い時期だったりするんだろうか。


美容院に行った後は、白髪が見つかりやすい。
多分、パーマをかけることでいつもと違う角度がつくからなんだと思う。
今回も何となく探してみた。
なんだかピンと粋のいい白髪を発見。
見つけたら抜かずにいられない。


抜いてみたら、半分黒かった。
そして冒頭の美容院での話に戻るんだけど、担当してくれている彼曰く、「途中から白くなっていることはあるけど、黒く戻っているものは基本的にない」ということなんだけど、「そうだっけ?」と思いながらも「そうですね〜」なんて答えていた。
一度白くなったらもう戻らないということなんだけど。


その抜いた白髪は、毛先の半分が白くて、毛根の半分が黒かった。
あります、ここに。
根元が黒いです。


黒く戻ったらしい。
甦生したらしい。


それって、どういうこと?
身体のメカニズムが、やっぱりまだイマイチわからないです。


例えばストレスが一時的に増えたとき、白髪になったとして、その後に落ち着いて元気になったら、また黒髪が生えてくるんじゃないかというのが私の考えなんだけど、もう戻らないというパターンもあるということ?
復活するだけの甦生力があれば戻って、なければ戻らないということ?


甦生力という観点で言うと、やっぱり私は強いんだろうか。
跳ね返りというか、バネというか、ストレスがかかった分だけの反動力というか。


反動力。
それかもしれない。
私はそれで生きてきた。
転んでもタダでは起きない。
何か掴んで起き上がる。


だからその白黒半分の白髪は、ピンピンしているのだ。
弱った白い部分を取り戻そうと、エネルギーに満ちているのだ。


あ、そんな髪を抜いてしまった。
でも大丈夫、またピンピン生えてくるはずです。
それが私の生き方です。