セミナー

英語教育関連の出版社が主催するセミナーに行った。
10時からスタートして、各40分のプレゼンが3会場で行われていたんだけど、なんとなくずっとB会場に居座り、6つのプレゼンを聞いた。
それぞれ共感する部分や参考になることはあったのだけど、自分のテンションがあまり高くなかったからか、「すごい収穫があった!」というわけではなかった。
言うなれば、もう標準装備は揃っているんだけどオプションとして付けようかどうしようか、という感じ。
結局、もう自分のスタイルは固まりつつあるんだろう、と思う。


その中でも印象的だった先生が2人いた。
生徒に対するアプローチに共感できた外国人の男性の先生と、ちょっと年配だけど少女のような天性を持った先生。
なんというか、頭ではなく、心と感性に響くところがあった。


その少女のような先生、もう途中から黒柳徹子と被ってしまって、"onion!"という単語が出てくるたびにニヤニヤしてしまった。
ポイントは押さえているけど、基本的に「自由」な感じ。
その自由さが、相手の心の壁を取っ払って、自然に「開放」させている。
ある意味、大人に対しても子供に対しても「同じ」「自然な」対応をしているから、大人であるわたしであっても、心を自然と開いてしまう、そんな力がある。


「さあ、心を開いて!」と言われて心が開くわけではない。
「あー、この人なら自分を出しても大丈夫」と感じるから、心を開くことができる。


プレゼンターも参加者も、圧倒的に女性が多かった。
その外国人男性を見ながら、世の中にはもっとこういう人がいるはずなんだけどな・・・と、思った。
相手に寄り添うことができる男性。


セミナーの根底にあるのは、生徒や子供にとってプラスになることを追求する姿勢だった。
そのために教材を開発したり出版したりしている。
そのエネルギーは、プラスに向かって行くんだろう。