写真には写りきらないけど

先日購入いただいたイヤリングの受取評価。
「写真で見るより実物の方が何倍も可愛くてビックリしました!」


なんという褒め言葉。


写真には写りきらない。
それでもがんばって、なんとか伝わるように撮ってみるけど、なかなか自分で見ているようには切り取れない。
ほとんどの場合は光の加減。
光が差し込んでいるのがいいんだけど、それは逆光になるから、ものすごく暗くなるか白く飛んでしまうかになりがち。
しかもアクセサリーとなると、対象物が小さすぎて撮りにくい。
いろんな角度から撮るのも一苦労。
なので、晴れた日に、光の入り方がちょうどいい時間帯に、時間をかけて撮る、となると、結構タイミングが限られてしまう。
根気もいるし。


でもそうやって載せた作品が、こんな風に気に入ってもらえると、何かしら伝わっていたんだなと、なんだか報われたような、自分を認めてもらえたような、なんとも言えない気分になる。


ちなみにその作品、ガーネットのビーズを1粒使っていて、それは昔、モンタナに留学した時に買ったネックレスをばらしたもので、粒の形が不揃いなんだけど、不揃いだからこそニュアンスが出て、いい感じにまとまる。でも手元に残っているのがなくなったら、同じようなものを探さないといけないのかなー、なんて時々思う。
今のところはまだあるから大丈夫なんだけど。
パーツも一期一会だったりする。


話が逸れたけど、写りきらない部分はあるけど、写真を通して伝わるものもあると信じて、撮り続けていきたいと思う。


「写真には 写らない 美しさがあるから」


カメラを向けたけど実物とあまりに違っていて写真を撮ることを断念するとき、いつも頭の中に流れるテーマソング、リンダリンダ
でもある意味、見かけた写真や映像に美しさが溢れているとき、それが表現されていることに感心する。
それはやっぱり、そこに光が映り込んでいるかどうか、のような気がする。