謙虚さ

謙虚って、大事ですよね。
謙虚は、卑下ではない。
似て非なるもの。
でも、混同しやすいように思う。


東京に来て、様々の人との出会いの中で、「賢い人ほど謙虚である」ということを実感した。
地元にいるときは、有名私立に行った人と関わることなんてあまりなかったし、いてもやっぱり絶対数が少なかったけど、東京では、その卵たちを含め、巷に溢れている。
そして、ご縁あってその卵たちに教える機会があり、接していく中で、「賢い子たちほど謙虚である」と気付いた。
競争社会も受験勉強も、無理強いすると曲がってしまうけど、もともと能力を持っている人にとっては、それを伸ばせる場所があるということが必要なんだと思う。
特にK大系の人には感心することが多い。


そして最近のこと。
次の仕事先を派遣で探していたのだけれど、その顔合わせでとても印象的なことがあった。
たまたま、1日に2社受けることになった私。
派遣なので時給制なんだけど、その2つの会社には200円ほどの差があった。
これって、結構大きい。
もちろん、高いほうの会社のほうが、要求している英語力が高いし、規模も大きいんだけど。
だから私は、高いほうの会社のほうが厳しい雰囲気なのかもしれないと、若干不安な気持ちがあって、まぁ、そうだったら無理しないでおこうと思っていた。
ところが。
高いほうの会社の人たちのほうが、姿勢が謙虚だった。
とても感じが良くて、あれ?みたいな。
そしてその後に行った低いほうの会社は・・・・
とっても居心地悪かった。20分以上待たされたし。
なんだこりゃ、って感じ。


この経験は、私には目から鱗だった。
世の中の仕組みをまた少し理解したように思う。


謙虚であること。そして自分の持つ力を発揮すること。
それは意外と、知らないうちにバランスが取れるようになっているのかもしれない。
自分がどこを目指すのか。
それがはっきりしていれば、その状況は向こうからやってくる。
自分を卑下することなく、謙虚であること。
すごく大事だと、私は思います。