一日一善

懐かしいですね、この言葉。


何の番組で誰が言っていたのかは忘れましたが、
最近、ラジオを聴いていてよく耳にする言葉があって、
それは、
「人は自分のために何かをするより、他人のために何かをするほうが、喜びや充実感を感じられる」というものなんだけど、
本当にその通りだと思う。


今日の私の一善。
電車で途中から座ったんだけど、
隣の人が一駅前で降りた。
ちょっとしてから空いた席を見たら、傘が手摺に掛けてあった。
ぽつんと。
もっと早く気付いてあげれば声が掛けられたのに、なんて思いながら、
これは駅員さんに届けたほうがいいのか、また折り返してその駅にすぐ向かうから放置しておいたほうがいいのか、着くまで悩んだんだけど、
やっぱり届けることにした。
駅員さんに渡してどこにあったかを説明したら、お礼を言われた。


やっぱり届けてよかったな、と思った。
そんな些細なことでも、
誰かの役に立ったかもしれないと思うと、嬉しくなる。
道を案内したり、落としたものを拾ってあげたり、席を譲ったり・・・
そんな小さなことでも、
誰かに何かをしてあげると、
自分の中に、ちょっと明かりが灯るような、
そんな気分になるのです。