判断ミス

1つの大きな事故の陰には、100の小さな「ヒヤっとする」ミスがあると言う。
また、1つの判断ミスが、大きな事故を招くこともある。
危険因子を察知して、防げるかどうか。


そういう私も、「なんとなく気になりつつ見逃した」ということがある。
あのとき念を押しておけばよかった、嫌な予感が当たってしまった、と後で思う。


幸い、私の仕事に於いて、私の過ちが即命に関わるということはない。
だけど、生命に関わることではないから…といって、軽く扱っていい訳はないので、毎回反省する。


それが生命に関わることなら、念には念を押さなければならないと思う。
起こってしまってからでは遅いのだ。


いろんなプレッシャーがある。
自分だけではなく、周りの人の都合や要請、期待、利得、いろいろあると思う。
とはいえ、無理をしていいことは、何もない。
何かを見逃しても、見ないふりをしても、誤魔化しても、結局自分に返ってくる。


調布の飛行機事故。
同乗者が、何故か気になった。
知り合いだから断れないことって、あると思う。
正常な判断ができなかったのかも知れない。


これが、1人ではなく、誰か相談できる、信頼できる誰かがいれば違ったかも知れないと思う。


それが、私が事業をするときは1人じゃなく、誰か相談役を持ちたいと思う理由だ。
危ないときには、ちゃんと危ないと言ってもらえること。
とても大切だと思う。