「少女」を読んで

昨日の授業で高2女子と話していて、湊かなえの「少女」が意外と面白かった、と言うので、読んでみた。
最近は何か本が読みたいと思うのに選べない、ということが続いていたのだけど、書店で冒頭を読んだ感じでいけそうだったので買ってみた。


「意外と面白かった」というのは、私も同じ意見だった。
でも。


これから読みたい人には若干ネタばらしになりますが、最後、「遺書」で終わる。なんとなく、自殺するのかな、というところで終わる。
それは問題提起なんだろうか?
一通り回って、元に戻った、みたいな感覚で、あれ?結局…みたいな。それこそ、因果応報??


そこは謎ですが、「自殺」、「死」、「因果応報」、自分がしたことが与えている影響など、考える内容だったと思います。
他にも、相手を思いやる友情なども描かれていますが(そういう書き方だと安っぽいですが)。


実際の高2女子は、あの終わり方をどう思っているんだろう?
聞いてみたいです。