小さい頃から、家族で誕生日を祝ってもらうということがほとんどなかったので、ずっと「憧れ」のようなものがあった。
「特別感」とか「主役」とか。
大人になったら今度は、素敵なディナーとか、高価なプレゼントとかで、お祝いしてもらえることが羨ましかったりもした。
でも最近は違う。
気持ちの深さが、身に沁みる。
いろんな人からのメッセージ、バースデーカード、プレゼント、食事のお誘い。
たくさんの気持ちを受け取って、本当に幸せだった。
昨日届いたカードに書いてあったこと。
「あなたに手紙を書く時、世界に一緒にいてくれることに、いつもありがとうを言いたくなります」
「存在」があるということ。
それが意味を成しているということ。
それこそが、素晴らしいことなんだと、気付いた。
今、わたしがここにいること。
わたしと時間を共有したいと思う人が、いること。
自分の価値に気付いた、そしてそれを教えてくれたみんなに感謝した、そんな誕生日でした。