New Version

9月は節目であるというメッセージをいろんなところから受け取っていたのですが、誕生日を過ぎ、これから迎える秋分に向けて、まだ変容の過程が残っているように感じます。


安室奈美恵の引退表明。
同じ誕生日である彼女の変化も、ただの偶然ではない気がします。
そのニュースが出てから、ラジオでは軒並み彼女の曲が流れています。
今朝(実際には22日の朝)も、小室さん時代のヒット曲が流れていました。
が。
「あぁ、もうこの時代は終わったんだなぁ」と思いました。




もうそれを引き連れて生きることはできない。
世界のVersionは変わった。


あの時代は終わった。
これからの世界は、価値観も、幸福論も、空気感さえも異なる。
もしかすると、その世界の先駆者達は、あの時代の中で息苦しさを抱えて生きていたのかもしれない。
自分の中にある信念が言っていることと、時代が言っていることが、噛み合わない。
理想像に、甚だしい乖離がある。
華やかなようでいて、どこか虚無な空気感の漂う、金メッキがキラキラ輝いているような世界。


その時代は終わった。
安室ちゃんは、あの世界の中で、完全武装しながら戦っていたんだろう。
でももう、その必要はなくなった。


古い世界が、すっぱりいらなくなる時。
その前の、混沌。
9月はその切り替わりで、ここを境に、どんどんと新しい世界が加速していく。


新しい世界へ。
今日が昨日の続きであっても、今日という世界は新しい。
私たちの細胞が日々生まれ変わって、昨日とまったく同じではないように、変化は、目に見えない範囲で日々起こっている。
外から見ると何も変わっていないように見えるのと同様に、外から見ると変わったように見えても中身は何も変わっていないものもある。


本当に大事なものは、目に見えない。
というより、「物理的な形を持たない」。
具体的にわかりやすい状態で現されていないだけで、「心の目」で見れば、見えるはずのもの。
その心の目が、主体となる世界。




新しいバージョンに、切り替えの時がやってきました。
これからは、わたしたちが主役です。