働くということ

昨日の考察に抜けていた点があった。
そもそも、私はいわゆる古い体質の会社に勤めたことがあまりないのかもしれない。
それは「引き寄せの法則」で、つまり「合わないから入らない」ということ。
派遣もほとんどが外資で、正社員や契約社員の場合も学習塾やアパレルなど、女性が多い職場だった。
とはいえそれでも、「派遣社員」という立場だと、「サブ的な仕事で積極性を評価されない」ということもあった。


そもそも、働くということはどういうことだろう。


生活のためではあるけれど、ただお金がもらえればなんでもいい、というわけではない。
しかも、全てがお金で還元されるわけでもない。
家事はその最たるもので、働いても時給がもらえるわけではない。

そうなると、「働く」ということは、「誰かのために役に立つことをする」ということになる。
それに対する価値は、結局お金だけでは測れないということなんだろうか。


お金が全てではないとはいえ、私は今のところ、仕事に対する評価は、報奨として何らかの形で与えられるべきだと思っている。もしそれが家庭なのであれば、自由に使えるお小遣いなのかもしれないし、美味しいご飯や温泉に連れて行くということなのかもしれない。


いずれにしろ、働くことは「できて当たり前」ではなく、「してくれてありがとう」という気持ちが返ってきて成り立つもので、それが形としてはお金になっているだけだと思う。
だから、お店やコンビニで買い物をしても、「ありがとうございました」とレジの人に言われるけど、きちんとした対応をしている店員さんには、私も「ありがとうございます」と言って帰る。
美味しいものを提供してくれてありがとう、こんな時間に働いてくれてありがとう、と思う。「代金を払ったんだから当たり前」ではない。



これからはもっと、「働く」ということの本質が問われる時代になるのかもしれない。