完成度とセンス

最近ハマって見ている動画、登美丘高校のバブリーダンス。
何と言っても完成度が素晴らしい。
いろんな要素がふんだんに散りばめられたダンス。
笑って感動するダンス。


音楽もダンスも、やっぱりセンスが大事だとわたしは思う。
センスがあって、技術が輝く。
だから、よくダンス動画を見かけるけど、本当に素晴らしいと思うのは少ない。


キレがあるだけでは、完成度が高いとは思わない。
隙間なく埋められた動きの一つ一つが何を伝えようとしているのか不明だと、なんだか疲れてくる。
もっというと、最近のそういうダンスは、元の音楽のリズムやブレイクを全く無視しているものも多く、むやみに技術を誇示しているんじゃないかとさえ思う。
元の音楽を生かしてこその、ダンスなのに。


その点、登美丘高校のダンス部は素晴らしい。
散りばめられた一つ一つが、ちゃんと音楽に、リズムに、合っている。
そして見ている人を楽しませている。
それはきっと、作り手が、楽しんでやっているからなんだと思う。


それが、あの顧問の先生に表れている。
発表の後に笑顔で涙ぐんでいるのを見ると、あー、本当に全力でやっているんだなー、それは「ダンス愛」なんだろうなー、と思う。
平野ノラに「めっちゃ怖い、ヤンキーやん!」と言われていたけど。
その厳しさは、愛からきているんだろうなー、と。
それだけ真剣だし、いいものを作りたいし、それをみんなで共有したいからなんだろうなー。


いいなー、楽しそうだなー、と思う。


もっとたくさん動画が増えるといいな。
そう思える完成度とセンスです。