相手の時間を尊重する

今は特にわたしの時間が限られているから、というのはあるけれど、時間を無駄に使われるのは基本的に嫌だ。
急な体調不良など、不可抗力の場合は全然構わないけど、結構前からわかっているような予定なら、先に知らせてほしい。
「明日は卒業式だから」と授業がキャンセルになった。
いやいや、そんなの随分前からわかっていたでしょ。
それを開けてくれていたら、他の子の振替ができたのに。


時間は限られている。
無限にあるわけじゃない。
急に休んでもいつでも振替ができるわけではない。
自分の枠はギリギリまで押さえた上で人の枠を利用しようなんて、虫が良すぎませんか?


当然の権利のように振替を要求する人がいる。
そんな人に、わたしは言いたい。
それは自分も義務を果たしている人が言えることだ。
空き枠は、誰かが譲らなければできないんだから。
自分は譲らないのに、他の人には譲ってもらうんですか?
わたしはアナタのために予定を空けて待っていたんですよ?


相手の時間を尊重するということは、結局、相手の存在を尊重することなんだと思う。
そして、相手を尊重するという姿勢があるからこそ、自分も尊重されるんだと思う。
人間、結局は「お互いさま」なのだ。


自分の都合のいいように相手が動くわけではない。
ベストを尽くしてこそ、ベストの結果が望める。
もちろん、それだって、保証されているわけではない。


わたしは相手の時間を尊重しない人を信用しない。
そこをぞんざいにする人は、多分、人を大事にしていない。
相手の価値を認めていない、もしくは認識していないということだから。
その点に関して、わたしは見る目が厳しいのかもしれない。