エライ人

Steve Jobsが亡くなった。
その一報を聞いたとき、小さなショックを受けてしまった。
なんだか、ひとつの時代が終わった気がした。


私は彼のことを詳しく知っているわけではない。彼についての本をパラパラと読んだり、製品発表の様子を見たりした程度だ。
何かを成し遂げる人ほど、淡々としていて、物腰が柔らかい。
Steveの話す姿は、高圧感も威張りもなく「素」で、むしろ無邪気というか、人としての魅力を感じた。
大体、Steveという名前の人で悪い人を、私は未だかつて見たことがない^^


話がずれましたが^^
同じ匂いがするなと思う人が、茂木さん。
ツイッターでは自分の意見をストレートに語っているけれど、メディアで見る姿は物腰が柔らかいし、決して威張っていないし、個人を攻撃したりしない。
この人は頭が良くて人間味のある人なんだな、と思う。
視点が違うというか。


世間ではSteveについていろんなことが語られているけれど、Facebookの中に「彼は何も大したことはやっていない」とか「彼の発明はエジソンとは比べ物にならない」的な記事が載っていて、辟易した。(その人のアップデートは表示しないことにしました)
私は今のところアップル製品のユーザーではありませんが、それでも、彼の作った製品はすごいと思うし、そもそも改良版のコンピューターであれ何であれ、何かを自分で作ったことに意味があるんじゃなかろうか。
その発想と行動力がすごいんじゃないだろうか。
それをそう捉えられないで批判している人って、なんなんだろう?何もしていない人の、やっかみ?大体、Steveがアンタに何をした?!?


ま、そんなしょーもない人とは関わらないでいようと思うけど、意外と世の中にはそんな人がいるんだよなー・・・・と残念な気持ちになる。


でも、本当にエライ人は、けなされても転んでも首になっても、また前に向いて進んでいく。
自分の道を、創っていく。
見た目には、淡々と。
でも、きっと、見えないところではもがいているんだろうな。
必死に戦っているんだろうな。
自分と。


彼の訃報を聞いたとき、「あぁ、彼は短く濃く生きたんだな」と思った。
なぜか何かを失ったような気持ちになった。
おつかれさん。
ゆっくり休んでね。