尊厳を踏みにじられる

ここ最近の変革具合といったらハンパない。
昨日、その転換の、大きな一歩とも言える決断に至った。


その決断は、もう時間の問題ではあった。
だけど、ずっと慣れた環境にいると大概のことはやり過ごせてしまい、エネルギーがなければ大きな決断はできなくなってくる。


そうやってズルズルと続けていたことも、ある出来事によって、心が決まった。
黒ひげ危機一発の、最後の1本。
黒ひげ、飛んじゃった。


心の中で何かが「カチッ」と音を立てること。
やり過ごせない、何か。
今回のことで思った。
わたしのその「何か」とは、尊厳を踏みにじられることだ。


どんな人にも失敗はある。
わたしはそれを責める気はない。
わたしも失敗をする。
判断を誤ることもある。
だけど、誰かを貶めるようなことはしない。
そんなことは、自分を貶めることでしかない。
誰かの失敗を暴いたり、自分の優位性を保つために陥れたり、そんなことには興味がない。
いや、興味がない以上に、我慢ならない。


そんなことをされて、我慢している場合じゃない。
自分の尊厳は自分で守るのだ。


心が決まった今、わたしはむしろその出来事に感謝している。
わたしの背中を押してくれたのだから。