年の瀬の大惨事に思う

まだなんだか嘘みたいな気分。

昨日、衝突の映像を見てから、ずっとニュースを追ってしまっているけど、なんだかずっと腑に落ちない。

起こってしまったことは変えられない。

亡くなった人は帰ってこない。

だけど、なんでそんなことになったんだろうと気になってしまう。

 

思えば、年明けもそうだった。

飛行機事故のニュースをずっと追っていた。

何が原因だったんだろう、どうすれば避けられたんだろう。

 

自分が飛行機好きということもあるんだろうか。

他人事に思えないというか。

大きな飛行機事故があるのは悲しい。

あんなものが飛ぶことがすごい、とずっと思っている。

あんなものが故に、事故があると大惨事になることも、わかっている。

わかっているけど、いざ目の当たりにすると、ちょっとした絶望感がある。

 

映像では、あまりに真っ直ぐに滑走路を滑り、後方が擦れているもののほとんど減速せず、かなりのスピードでそのまま激突していて、現実とは思えない、これって何ですか、みたいな気分になった。

あまりに不可解すぎて、頭が理解しようとしない、みたいな。

 

なんというか、トラブルがある機体って、もっと危なっかしい感じになると思っていた。

フラフラしてるとか、なんかこう、必死に保っているという感じの。

でもスピードが落ちていないのと、普通に真っ直ぐ滑走路を進んでいるのとで、ぱっと見は異常ないように見えるのに、そのまま激突して炎上してしまう、という結末が、本当についていけない。

 

わたしは結構、悲劇的なことに対しての反応が大きいので苦手なんだけど、なぜか飛行機事故のときは、ずっと目が離せなくなってしまう。

 

お正月のときは、誤侵入が直接的原因としてあり、環境やタイミングや連携不足など、不運なことが複合的に重なって起きたということがわかったけど、そして民間機の乗客に犠牲者が出なかったという奇跡的な回避ができたけど、今回はなんかもうどうしようもない結果で。

厳戒態勢も何も取られてないところに、すごいスピードで着陸して、あっという間に燃えてしまった。

 

飛行機は事故を起こすと大惨事になるけど、そういう乗り物ではあるけど、どうしてそんなことになってしまったのか、解明を待ちたい。

そして、犠牲になってしまった方のご冥福をお祈りしたい。

 

わたし自身は、飛行機に乗るときはANAと決めていて、先日発表されていた安全な航空会社リストでも上位(世界7位)に入っているので、それで何かあればもう仕方ないと思っている。

そして、乗る度に、こんな鉄の塊を平常心で飛ばしているパイロットはすごいと思って感謝している。

 

航空に関わる人々、安全に運航するよう支えてくれている人々、離陸前に手を振って見送ってくれる整備の人々みんなに、今一度、感謝をしたいと思う、そんな年の瀬です。

 

自分は生かされている。

その命を、人生を、大切にしよう。

 

そして、「無理をしない」ということも、すごく大事なことだと思う。

 

ご無事で、穏やかな年末年始を迎えてください。

 

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