濁らないもの

大きなハクモクレンの木を見つけた。


昨日はいろんなことがあって、
心の整理をつけられなくて、
今朝、たまたま目に付いた銀色夏生さんの詩集を読み直していたら、
私が必要としていた言葉がそこにあった。



そういえば、
昨日の帰り道、見上げた夕空にはペラペラの三日月があって、
あぁ、また産まれたんだな、と思ったっけ。



そして今日は、
霞の中、赤く浮かんだ夕日を見た。
この写真のわずか1分前。
刻々と霞に吸い込まれて、
見えなくなってしまった。


変わらないものなんて、
なにもないけど、
濁らない目を
持ってなきゃいけない。