都会の電車事情

昨日の朝、
J-WAVEのSellyさんが担当する番組で、
「電車でNO!」というタイトルで意見を募集していました。
ずっと聴いていたわけではないのですが、
その中でも「ベビーカー論争」というのが取り上げられていて、
その内容にいろいろ思ってしまいました・・・


「ベビーカーは電車内では折りたたむべき」という話なんですが、
「邪魔だ、迷惑だ」という考え方自体に問題があると私は思いました。
Shellyさんも、
「これが論争になっていること自体が残念だ。」
「子供を抱えてたくさん荷物を持って、
 それでベビーカーを折りたたんで持って、なんて言われたら、
 女性は子供を産んで育てようなんて気になりませんよ。」
と言っていました。
同感です。


そもそも、子供を抱えているお母さんたちを助けてあげようという気は、
さらさらないんじゃありませんか???
そしてそもそも、子供を連れているのは「母親」「ママ」という設定になっていて、
その辺りにも違和感を感じます。


ここまできてるのか、という感じです。
こんなに気持ちに余裕のない社会なのかと、
本当に残念な気持ちになります。


確かに、満員電車ですからね、都会は。
ベビーカーを入れてあげる心の余裕がないのでしょう。
お年寄りや妊婦さんがいても、
平気で席を譲らない人が多いですから。
そういえば、松葉杖を持った人が優先席の前に立っているのを
見かけたことがあります・・・
意味が分かりませんよね。


最初に上京したとき、
電車の中が「無表情」「無関心」で、
それが軽くショックだったのを覚えています。
人を物のように捉えている感じ。
我先にと降りる人たちの中に平気で乗り込む人たち、
平気で化粧をする女性、
平気で焼きそばを食べる男子、
優先席に座ってひたすらカチャカチャしている子供・・・
どうなっているんだ、世の中は。
そう思いました。


それに、
だんだん慣れてしまっているような気がして嫌ですね。
諦めそうになるというか。


心の余裕。
持ち続けていたいです。