相手に想いが届かないことだけではなく、自分が相手に対しての気持ちを失うことも、失恋だと私は思う。
そういう意味では、私はいつもダブルで失恋しているように思う。
想いの届かない相手のことを思い、いつしか、その想いがどこにも行き着かないことを自覚し、断ち切る。
一言に想いと言っても様々で、家族や兄弟のこともあれば、友達、同僚、上司、先生、生徒…と人間関係が存在する場所には必ず生じるものだ。
他人と比較するものではないからわからないけれど、私は一つ一つに対する想いが強いように思う。
期待値が高いというか。
だから、期待したほどのものが返ってくるなんてもうほとんど奇蹟なんだけど、分かってはいても、毎回凹む。
気が多い上に期待値が高いもんだから、敗北感のほうが多い。
だけど。
私は想いを持つことをやめないと思う。
誰かに対しての気持ちを自分が失うことのほうが、哀しいと私は思う。