○活

前にも書いたことがあるかもだけど、わたしはこの「○活」の類が好きじゃない。
いや、はっきり言おう、この際。
「○活」なんて言葉はどれも嫌いだ。


最初にやってきたのは「就活」。
基本的に略語がキライなのだけど、そもそも「就職活動」というもの自体もキライだった。
みんなで暗い色の同じようなスーツ着て、ぞろぞろとセミナー回って、何社にも「自己アピール」して・・・
なんじゃそれ。
なにやってんの?


で、今度は「婚活」。
結婚というステータスを得るために、パーティーだなんだかんだと行き、またここでも「自己アピール」して・・・
また?
またそんなことやってんの?


ていうか、就活が就職活動なら、婚活は結婚活動なのか?
結婚活動って、なんだ?
いやいや、そもそも「就職活動」だっておかしい。
仕事に就く「活動」?
活動?
Activityなの?


自分の仕事を決めるというのは、活動ではない。
それをさらに「就活」なんて略語にしたら、ますます軽い響きになる。
「婚活」だってそうだ。
そんな、流行りみたいに言う話じゃない。
結婚を何だと思っているんだ!


なーーんて、そんな昭和な発言をしても誰も聞いていないんだろうけど、ただ、それでも、自分の中で譲れないものとして「○活」は存在する。
そもそも「○○活動」というもの自体が、すべてパフォーマンスのように思えてきた。
それは「わざわざ」命名して仰々しくされている時点で、不自然なのだ。


仰々しくも、軽い言葉。
その響きには、違和感しか感じない。
その背景にあるものにも、嫌悪感しか感じない。