I wonder why ...

カナダの友人のFacebookの投稿(シェア)に、「教師に大学教育を受けたプロフェッショナルとしての給料を払わない?いいだろう、じゃあ、ベビーシッターとしての時給でクラス人数分、年間$360,000払ってね」というものがあった。
よくわかる。


教師という職業の成果物は見えにくい。
評価基準がない。
教え子がどれだけ有名になったかとかいうことでもない。
ましてや、どれだけ子供達の心を救ったか、なんて、どうやって測るの?
多分世の中には、生徒の自殺の一因になった教師もいれば、歯止めになった教師もいるだろう。
でも、そんなことは表面化しない。
評価対象として出てこない。たとえ誰かの人生を救っていたとしても。


よく思う。
世の中の給料体系は「どれだけ役に立っているかが反映されている」なんていうけど、教師って???すごく重要な気がするんだけど、反映されているの??
もちろん、教師もいろいろ。
だけど、真剣にやればやるほど、なんというか、ボランティアというか、ものすごく自発的で自己満足的なもののように思える。
それはビジネスじゃないからなんだけど。


教師はビジネスじゃないから儲からない。
少し前、「資産家はお金にならないような職業、例えば教師など、には就かない」という記事タイトルを見かけ、なんだか気分が悪くなったけど、確かにそうなんだろう。


だからって。
重要じゃないの?


全てをビジネスで考えたら、そういうことになってしまうんだろう。
だけど、本当の豊かさはもっと深いところにある。
きっと給料ではなく、別のところから、なにかがやってくるのだろう。
宇宙はきっと、別の方法でご褒美を用意しているのだろう。


そのことを、いつも、わたしは忘れてしまう。
目の前の金額だけを見て、幻滅してしまう。
もっとその先を、もっと広い世界を、見る必要がある。