諦めたっていいじゃない

「諦める」って、悪いことのように思ってませんか?

「諦めない」という姿勢が正しいような空気、ありません?

 

途中で諦めるなんて意気地がないとか根性が足りないとか。

最後まで諦めずに続けるのが本物だとか。

 

もちろん、諦めないことが悪いことじゃない。

 

でも。

諦めたって、いいじゃない。

 

 

なんとなく、決めたことを変えることに罪悪感がある。

昔、父親に言われたことがあった。

「あのときそれがしたいと言っていたからそのつもりでいたのに、あれは嘘やったんか」

 

ショックだった。

心変わりが「嘘つき」になるなんて。

しかも、本人には全く自覚がなかった。

最初にやりたいと言っていたことが何だったのか、そして何に変わったのか、その内容は覚えてない。

ただショックだったことだけが印象に残っている。

 

人の気持ちは変わる。

それは止められない。

宇宙の法則だから。

時間を止めることはできないし、地球の自転も公転も、銀河系も宇宙も、その大きな渦巻く変化も、誰も止められない。

宇宙の法則は「普遍」だけど、「不変」ではない。

変わらないものなんて、ない。 

 

 

心変わりしたって、いいじゃない。

諦めたって、いいじゃない。

あることに夢中になって、また違うことを見つけて、本気で楽しんで、また次に行ったって、いいじゃない。

もしかしたら、やるだけやりきって次に行ったとしたら、それは諦めではないのかもしれないけど、たとえ諦めだったとしても、それでもいい。

 

諦めたら負けだ、みたいなことを思っていたけど、負けでも何でもないんじゃないの?

諦めないことで苦しくなるなら、諦めてスッキリして、次を楽しんだほうがいいんじゃないの?

 

心変わりが怖かった。

諦めることが怖かった。

それで何かを失うような気がしてた。

 

だけど、何も失わない。

アーユルヴェーダ的に言うと、一つの事象が残るだけ、だ。

 

 

だから思いっきり楽しもう。

結果なんて気にしないで、夢中になるものを見つけて、それに向かってひたむきに、突っ走って楽しもう。

 

 

なぜそんなことを思ったかって、今朝ラジオでかかっていたTHE CHARM PARKというシンガーソングライターの曲がなんだかよくて、すぐiTunesで調べて購入したんだけど、電車で聴いていたら自分の居場所や時間を見失うくらい一瞬入り込んでしまって、なんだかすごいものに出会ったような気分になったからなんだけど。

 

どんどん新しいものに出会って、どんどん何かを好きになって、夢中に楽しく生きてていい。

そんな風に思えた。

 

そんな風に、世界はどんどん変わっていく。

それを全身で感じていたい。

そしてそれを表現していきたい。