週末のステイホームにYouTubeで京都大学の講義「#立ち止まって考える」を観る

最近始めた習慣。

チャンネル登録したものの、あまり活用していなかった京都大学が配信している「#立ち止まって考える」という講義。

土日に、11時からと14時からの2回ライブ配信をしている。

土曜日の11時からは自分がやっているレッスンと被っているからライブで観れないんだけど、他の回はリマインダーを設定して観るようにしたら、これが結構いい。

 

深く考察するっていうことが、なんとなく最近減っているように思うんだけど、それもこういう講義を観ることで自覚するというか。

そもそも「深く知る」ということが減っている気がする。

必要な情報を断片的に収集する、みたいな作業が増えていて、一つのことを深く知るということが、こういう「講義」のようなものでもないと得られなくなっている。

 

講義って、専門的に研究した人が内容をまとめて解説をしてくれているので、ある意味では情報収集されたものの要点を伝えてもらっているので、とても効率がいいのかもしれないと思う。

そんなリソースがYouTubeから得られるなんて、なんて便利な世の中になったんでしょう。

 

いわゆる「リベラルアーツ」というものって、社会全体の「知」を上げるものだと思うから、こうやって開かれた場所で公開されることが大事なのかもしれない。

そして「立ち止まって考える」「深く考える」ということも、こんな時代だからこそ、大事なのかもしれない。

 

今日観たのは、「日本の近代化と日本人の『こころ』」というものだったんだけど、最初はなんとなく聞いていたんだけどだんだんと(福沢諭吉の解説あたりから)興味が湧いてきて真剣に聞いていたら、夏目漱石の『こころ』が出てきて、なるほどそういうことか!となった。

 

なかなか興味深い講義だった。

 

日本人の「魂」と称されるものの正体って何なんだろう。

目先の「利」のために「義」そして「魂」を捨ててきた日本。

 

それでも、まだどこかにわずかに残っていて、それがどこかからむくむくと生えてくるのかもしれない。

 

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今日の写真は、多肉植物のポットに生えてきたキノコ。

土に潜んでいた菌から、突然むくむくと出てくる。