もう開催終了間際の今週木曜日、思い切って?時間休取って、見に行ってきた、テート美術館展。
なぜかわたし、ずっと「ターナー展」と呼んでしまっていたんだけど。
割と撮影可だったので、少しだけ撮った。
なんかちょっと印象的だったターナーの作品。
前半の展示は「崩壊」「破滅」のイメージのものが多くて、今の時代と重なるなー、なんて思った。
いちばん見たかった、ジョン・ブレットの作品は、大き過ぎて写真に収められなかったけど、見れてよかった。
あと、ノーチェックだった草間彌生さんの作品も、なんかよかった。
「光」をテーマにした今回の企画展。
普段は現代美術にあまり興味がないんだけど、今回は割といいなと思うものが多かった。
あと。
なぜか芸術の意義について考えた。
風景を切り取るのは、写真でも可能だ。
精度のいいカメラなら、きれいに撮れる。
じゃあ、どうして風景を絵にするのかというと、多分それは、写真には映らない何かがあるからだと思う。
人間が捉えている風景には、感動だったり、畏怖の念だったり、悲しさや寂しさだったり、そういう感情を通して見ている美しさがある。
写真にも少しは入るけど、絵画という芸術には、それを表現する幅があり、見る人によって異なる視点があるからこそ、伝わるものがあるんだと思った。
だからわざわざ、時間をかけて、心を描くために、絵を描く。
作品をつくる。
そこには、言葉ではないメッセージがある。