今日は大好きな桜の木に会いに行った。
東京はもう満開になるというけど、こちらはまだ咲き始めたばかり。
東京より南なのに。なんだか不思議な感じ。
私の木は、まだ数えるほども咲いてなかった。
四つ葉を見つけた。
根元がくっついていて、完全な四つ葉ではなかったけれど。
地に這うように咲くタンポポたち。
クローバーの茂み。
みんなが立ち上がっている。
一生懸命首を伸ばして、太陽を追っている。
視点を上げて桜の木を見ていたら、月を見つけた。
いつも私の肩の上にある、月。
川の近くまで行ってみた。
相変わらず水がない。
さすが、石手川。常に、水がない。
天道虫を見つけた。
こんなところでも力強く咲く、クローバー。
西日に輝く土手の草。
一つ一つが、溢れんばかりの光を放っている。
冬の間、何もない枝が黒い影のようだった木も、
いつの間にか、蕾や芽を出している。
止まっているようでも、
眠っているようでも、
その体内に、生命の力をじっと貯めこんでいる。
わたしも、
立ち止まって、踏み出す力を貯めよう。