ネガティブを否定しない

rock_azure2017-04-24



ずっとネガティブだった私は、ポジティブが嫌いだった時期があります。
ポジティブの前では、自分のネガティブが強調されて、更に責められているような気分になったから。
「ポジティブがネガティブを攻撃する」という内容の詩を書いたことがあります。


今でもその視点は残っていると思います。


その頃の私が思っていたことは、まるでポジティブは「善」でネガティブは「悪」のように言うのはやめてほしい、ネガティブの存在を否定しないでほしい、ということだった。


ネガティブが悪い訳ではなく、そこから進めないことや、最終的に自分を責めてしまうことが問題だった。


ネガティブが前に進むためには、まずネガティブを認めなければならない。
それを「ネガティブじゃなくてポジティブになろうよ」と言われても、自分を否定されたみたいで受け入れられない。


物事には必ず裏と表がある。
一方だけでは成り立たない。
だから、ポジティブもネガティブも、両方必要。
問題は「ネガティブであること」ではない。
ネガティブが悪い訳じゃない。
そこから「どうするか」が重要なのだ。


もう当時ほどネガティブではないと思います。
「明るい」なんて言われてます。
でも、人はみんな一面だけ持っている訳ではないので、「明るいけどネガティブ」なこともあるし、「怖いけど優しい」こともあると思います。


だから、ポジティブな姿勢がプラスになることは承知の上で、ネガティブの存在を否定しないという視点を持つことは大事だと思っています。


弱いものや少数派をないがしろにしないこと。
それは私の意識の根本にあるような気がします。