私の生徒はがんばり屋さんが多い

rock_azure2017-06-10

私の生徒はがんばり屋さんが多い。
今回の中間試験では、みんなこぞって90点代を出している。
今まで「90点以上は取れるよ」とみんなに言い続けていたけど、ついに高3生が「98点」を取った。「簡単だったから…」と言っていたけれど、いやいや、なかなかそんな点は取れない。
他にも「95点で学年1位」とか。
なぜか今回は一人や二人ではない。


私が90点以上が取れると思っているのは、自分の経験からだ。
別に秀才でもIQ高い系でもなかったけど、定期テストは復習だから、範囲を完璧に勉強すれば点数は取れる、そう思ってやっていた。
先日、同僚の先生とも話したけど、それは「どこを目指すか」だけの話である。


完璧な100点を目指していれば、多少間違えても90点代は取れる。ただ、意外とみんな、100点を目指していない。
「平均は取りたい」とか言う。


「平均は取りたい」って、何?
目指している場所が曖昧すぎる。
「おしなべて普通がいい」という、日本人ならではの感覚。
悪いほうには入りたくないけど、良いほうで目立つことも望まない。


類は友を呼ぶなのか、私の生徒には自分の目標をあくまで追いかけるタイプが多い。
「学年1位」を誇りと自信を持って知らせてくれた。


点数が全てではない。
だけど、それはちゃんとした「結果」であり、「成果」であり、それは「実績」になり、「経験値」になり、最終的に「自信」になる。
テストの点は、その過程である。
一つの目標であるけれど、その後の人生につながる指針なのである。
課題に向き合って進んでいくという、人生そのものなのである。