少女性と強さ

なんだか急に思い至った。

本当の意味での少女性には、強さがあるんじゃないか?

花とアリス」の映画のような。

 

「少女」というと、「可憐で繊細」みたいな雰囲気があるけど、実際はもっと強いものなんじゃないかな。

 

 

一般的な「少女性」というものと、わたしが思う少女性は、もしかしたら一致していないかもしれないと思う。

わたしは樹木希林さんにも少女性を感じるし、上野千鶴子さんにも、瀬戸内寂聴さんにも、少女性を感じる。

それは年齢関係なく、普遍的なものだ。

いやむしろ、10代だからあるというものではなく、10代でも感じない人もいれば、90代だけど感じる人もいる。

 

その少女性の根源にあるのは「純粋さ」であり、その純粋さを突き通すには「自己」と「強さ」が必要であり、それを追求し続けた人だからこそ、その少女性を保っている。

 

 

上辺だけの少女性でなく、本来の少女性を持った人は、時に可愛く、時に強く、そしてセクシーなんだと思う。

 

本当の「色気」は中から匂い立つものであって、とってつけられるものではない。

それは男女共通なんだけど、色気がある人って、まっすぐで飾らなくて素直なんだと思う。

 

 

単なる「若い女性」ということと「少女性」は同義ではない。

本当の少女性には強さが伴う。

誰かのいいなりにならず、自分の好きなことを追求し、表現し、楽しく生きる。