いつも独自路線を走りがちという噂の、うちの大学。
それが、なぜか今回、東京都によるワクチン接種会場になった。
しかも当初はモデルナを使用する予定が、例の騒動の後、ファイザーに変更されて案内が来た。
これはもう「受けよ」ということなんだろうか、なんて思いながら、申し込み開始の日まで色々考えていたんだけど、だんだんともう、受けるのが自然なんじゃないかという気になっていた。
もともと、わたしはワクチンには消極的だったから、最初は打つ気なんてさらさらなかった。
インフルエンザワクチンなんかは、別に必要ないでしょ、と思っていたし、今でもそう思う。
そんなこんなで、もう小学生以来ワクチンなんて打ってなかったから余計に、「ワクチン不要論者」だったんだけど。
今回に関しては、あまりに拡大による影響が大きいこともあって、しかも感染したら隔離が必要だったり、重症化の危険性があったりで、かなり行動規制にも関わってくるので、どうしたもんかと思っていた。
集団免疫という点でも多くの人が打ったほうがいいのだろうし、あと意外とポイントになったのが、「海外渡航」という点。
もし海外に行くとなったら、15日間隔離が入国後と帰国後の両方に必要になり、そうすると、それだけで1ヶ月費やすことになる。
それが、ワクチンを打っていれば隔離が免除または緩和される、というのであれば、もう少し現実的に考えられるようになる。
そんなことを考えつつ、ワクチンの種類や性質を調べてみたところ、なんとなく、打つならファイザーがいいのかな?と思っていたところに、大学での接種の案内が来た。
結局、予約開始日にアクセスして予約を取ったんだけど、空き枠とテレワークのスケジュールが合わなくて、1回目の予約を9日にしていたんだけど。
なんとなく、取り直しできないかなと思って、今朝接種券をバッグに入れて持って行っていたら、「当日の余剰ワクチンを使う、いわゆるキャンセル待ちの登録ができる」という案内が。
早速申し込み、今日の夕方に受けることができた。
ワクチンを無駄なく使うということと、予定よりも早く接種できるということが、なんだかwin-winな感じ。
結果的に、するりと上手いこといってしまった。
ちなみに打ったところは結構痛い。
今のところ、腕が上がらないほどではないけど、次の日のほうが副反応があるというから、まだまだ様子見が必要かな。
なぜだかわからないけど、ワクチンを打っても全然平気なんじゃないか、という気分にだんだんなってきた。
今までは自己免疫を大事にする必要があるとなんとなく思っていたんだけど、自己免疫が過剰に反応する花粉症だったり、はたまた帯状疱疹になったりしているわけで(そういえば今年の夏はまだなってない)、自分の力だけで完璧な状態にするなんていう大きすぎる課題に取り組む必要もないのかも、という気がしてきた。
ま、自然な方法で解決できれば、それが一番ではあるのだけれど。
なんでも薬に頼るのも違うけど、どうにもならないときは頼っているわけだから、現代を生きる身として、今回のワクチンはアリでいいのかも。
とか書いていたら、腕がめっちゃ痛くなってきた。
とりあえず今日は早めに休もうかな。