イレギュラー

「イレギュラー」

 

このワードを明るく大きな声で歌う髭ダンって、本当に天才だなと思う。

 

 

多分、わたしの周りの人たちは、わたしが常に「イレギュラー」を感じているなんて気づいてないだろうな。

どんな職場に行っても、すぐに馴染んでしまう人だから。

それは、わたしの「察する」能力が高いからで、何が求められていて、どう合わせればいいか解っているからで、無意識に適応しようと努力しているからなんだけど。

「素」の自分が全く出てないとは言わないけど、基本的に無意識に相手に合わせてしまうから、そんなわたしの中に違和感があるなんて、大概の人は気づかない。

だから、誘われたデートでもめっちゃ気を遣って合わせてたら「楽しかったからまた会いましょう」とか言われて、家に帰ってから号泣したりする羽目になる。

それで懲りたから、もうしないけど。

 

違和感や異物感、どこかハマりきらない枠に入れられているような窮屈さや所在のなさ、疎外感。

それらを感じるほどに、わたしは「仲間」を探していた。

同じように違和感を感じられる人、「イレギュラー」をそのまま受け入れられる人。

「みんなと違うからいいんだよ」という人。

わたしの敏感なセンサーを「過度なもの」として忌み嫌わず、寄り添ってくれる人。

 

やっと見つけた!と思ったら、これがまた年齢も関係性もイレギュラー、というオチが待ってた。

わたしの人生はイレギュラーだらけだ。

 

 

話を髭ダンに戻すと、何かの記事でチラッと見たんだけど、デビュー前だったか、いわゆる一般受け的なヒット路線を目指すように音楽関係者に言われたけど、自分のスタイルを守って路線変更はしなかったらしい。

大正解!

もし路線変更してたら、あんなヒットは生まれなかっただろうね。

よくがんばった、と思う。

まぁ、そもそも才能あるからヒットが生まれたんだと思うけど、わけわからん音楽プロデューサーとかに潰されなくて本当によかった。

 

突き抜けるほどの「イレギュラー」を歌う髭ダンには、これからも活躍して欲しいと思う。

 

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写真は、今朝の空。

予報は曇りだったのに、外に出たら空がめっちゃ青くてびっくりした。