「融通がきく」ということの重要性

なんか、しみじみ思うんだけど。

融通がきくとか、臨機応変な態度が取れるとか、そういうことに飢えて?いたんだなぁ、きっと。

それだよねー、みたいな。

 

葉山という土地柄なのか、割と不動産屋さんも大手の全国チェーンじゃなくて個人経営のところが多い。

まぁ、とはいえ大企業だろうが中小企業だろうが「その人による」という部分は外せないので、一概には言えないんだけど、でも、今回思ったのは、やっぱり小さな規模の組織のほうが融通がきくということ。

 

思えば、今回の引越し先を案内してくれた、おじいちゃん社長の不動産屋さん、何もかもが、割とイレギュラーにも関わらず対応してくれた。

まず、閉めかけていたシャッターを開けて対応してくれたこと。

予算を伝えたら、ちょうど空いたばかりの物件を見せてくれたこと。

できれば早く入りたいという希望にも応じてくれたこと。

その他、保証人関連の書類のやり取りも、「契約日に間に合わなかったら後でもいいですよ」とか、「鍵は契約日に1本渡しておきましょうか」とか、本当に柔軟性アリアリで、びっくりするくらいやりやすくて。

数日前までやっていた公務員的な「この形式じゃなければ受け付けません」という世界と180度くらい違ってて、いい意味で驚き。

 

おじいちゃん、サイコー!

 

そうだよね。

わたしもそういうタイプなんだよね。

だからやりやすい。

個人で判断して「良きに計らう」ということが本当の意味でのWin-Winであって、多分それは、その言葉がない時代からちゃんと存在していて、それを「おじいちゃん社長」が体現している、それが尊いなぁと思う。

マニュアルに沿って動くとか、規定の範囲内しか受け付けないとか、そういう「型」ばかりがマシュマロマンみたいに膨張してどうにも動けなくなった、そんな風潮があるなか、まるでパラレルワールドのように、変わりなく「柔軟に」仕事をしているおじいちゃんに、親しみと尊敬を抱かずにはいられない。

いや、これこそが「古き良き」でしょ。

 

家の目の前に担当不動産があるとか、今までにはないことだけど、これもご縁と思って大事にしたいな。