音楽って

ちょうど、
好きなことをしてやっていくとか、音楽でやっていくとか、
そういう話をいろんな人としていたところに、
LUNKHEADの夏限定ブログで龍さんがドラムについて書いていたので、
ちょっとどうしても書きたくなりました。


楽器が上手いとか下手とか、
プロになれるとかなれないとか、
いい曲が作れるとか、
人に受け入れられるとか、
売れるとか、
どういうことなのか、よく分からない私です。
ただ、上手いから売れる、というのではないと思っています。
音楽は、
人を動かすものなんじゃないでしょうかね?


私とドラムとの出会いは、
小学校のトランペット鼓隊というマーチングバンドなんですけど、
運動会で見て、
「かっこいい!私もあのユニフォーム着たい!」という、
不純な動機で小太鼓を始めました。
結果、合っていたのかな?
そのまま中学では吹奏楽のパーカッションに入って、
気付いたらドラムしてました。
その前にドラムをしていた先輩が(やはり女の子でした)すごくかっこよくて、憧れてたなぁ。(でも、そういえば私も後輩に「センパイかっこいい!」って言われたなぁ・・・うれしかったなぁ・・・)
そんな感じでドラムをしていると、
クラスメイトだった子(今では心友)が、「バンドするからドラムやってよ!」みたいなノリで言ってきて、
じゃあ、やろうか・・・
なんてことになった。
女の子だけのバンドで大変だったけど、楽しかった。
それから、
中学の卒業記念にライブをやろう!ということになって、
男の子のギターに助っ人を頼んで、(やっぱりリードギターは男の子が向いていると私は思う)それで何とかライブができた。


話が前後するけど、
私は自分のドラムが上手いかどうかはよく分からない。
先日は初めて練習に遊びに来た人に、
「思ってたより上手くてびっくりした。練習すればいいとこいくと思うよ。」と言われた。
ゆうこりんも、
「ともちんのドラムが好き」と、言ってくれる。
高校の時も、
「○○くんに訊いたら上手いって言よったよ。一緒にバンドやろうよ。」と声を掛けてもらった。
でも、
自分は分からない。
「上手い人なんか、いっぱいおるやん」と思ってしまう。
そりゃ、自分でも「ドラムなんかやめたら?」と思うほど下手だとは思わないけど。
人と比べてしまうと、自分が人より勝っているという気がしない。自信が持てない。
ただ一つだけ分かってることは、
ドラムをしている時は楽しいということ。


その中学の卒業ライブを見に来てくれた友達が、
「かのこがステージでドラムを叩いている姿は本当に楽しそうやった。かのこ、輝いとった。」と言ってくれた。
今、私がドラムをやりたい、やり続けたい理由は、それじゃないかと思う。
あの時の感覚は、忘れない。
また、あのステージに立ちたい、と思う。


結局、
音楽をする理由って、なんでしょうね?
でも、
やらずにいられないのではないかと、私は思うのです。


音楽で食べていこうと思うこと。
とても厳しい世界だから、途中で諦める人も多いと思う。
じゃあ、
成功者と脱落者の違いは何だろう?
それは結局、「やる」こと、「とことんやる」こと、のような気がする。
プロになったって、それは続くことだろうし。
成功者は、
単純に最後までやりぬいただけなんじゃないだろうか?
ちなみに、
成功者と脱落者(敗北者ではなく)と言ったのは、
少しでもがんばった人にとっては、
成功しなくても失敗ではないと思うからです。
音楽を続けていかなくても、やった人にとっては、成功の素なんです。
一番ダメなのは、
やりたいのにやらないこと。
諦めること。
そんな気がする。


こんなことを言っている自分も、
15年ほど前に諦めようとしていた、というか、諦めていた。
それでも、この歳になっても、やっぱり音楽をしたいと思った。
だから、どんな形であれ、
私は音楽を続けていこうと思う。
15年間も封印していたけれど、自分の中では炎が消えてなかったんですねぇ。
ほんと、やりたいことはやらなきゃダメです。


ものすごく長くなりました。
ところで、会話の中で名前が「ともちん」になったり「かのこ」になったりしておりますが、「ともちん」は今のバンドの中でのあだ名で、「かのこ」はペンネームです。
あ、別に大したことではなかったかな。


上手く話がまとまりませんが、音楽をがんばっている人は、魅力的に見えます。輝いています。
LUNKHEADも、ゆうこりんも・・・。



追伸:
さっき、ボビーさんのブログを見ていたら、悩むことについて書かれてあったので、
大ちゃんの日めくりカレンダーを載せようと思います。
ちょうど、明日と明後日のだ・・・。