こういうときに働いている会社が、大手の外資でよかった、と本当に思う。
グローバルに展開している企業だと、やっぱり対応が違う。
もちろん若干混乱があったりはするけど、上の決断がおかしい、なんていうことはない。
状況に合わせて対応を決定し、情報を流し、注意喚起し、関わる人と会社の業務を守る。
万が一、会社が閉鎖されて自宅待機となった場合、派遣社員であっても給与を保証する、と言ってもらえた。
もちろん、大手だから、というのはあるだろう。
でも多分、それだけじゃない。
今日流れてきたCEOのメール。
アメリカの2拠点の体制を2チームに分けて交代制にするということや、地域ごとに状況を見て判断していくということなどが書かれていたんだけど、最後に、こんな状況下で協力して働いているみなさんに感謝している、会社として業務を続けられるように対策を取っているが一番大事なのはみなさんだ、というメッセージがあって、なんだか感動してしまった。
なんというか、リーダーの人格みたいなものが表れていて。
会社としてはビジネスを継続していくことも大事だけど、それはそこで働いている人がいてこそだ。
それをわかっていて、ストレートに表現していて、なんかちょっとあったかい。
CEO、Steveなんですよね。
前にも書いたけど、スティーブとかスティーブンとかいう人で、悪い人を見たことない。
今回のスティーブも、すごくいい雰囲気の人で。
妙な安心感がある。
トップとしての資質が、素晴らしいと思う。
そしてやっぱり環境は大事だな、と思う。
女性が働きやすい会社にも選ばれているし、確かに私のフロアはマネージャー職も女性が多いし、年齢や社歴に関係なく役職に就いているし(もちろん「?」な人も中にはいるけど)、わけのわからない理不尽さに振り回されたりすることはない。
良くも悪くも自由だし。
赤い髪にできるのも、この会社だからだし。
いわゆる日本的な「同調主義」みたいなものがないおかげで、個が尊重されている。
「外資」じゃなくても、こういう働き方のできる企業が日本にももっと増えてほしい。
個を尊重して伸ばす、そんな風潮が広まってほしい。
そして自分も、そんな活動をしたい。