マイノリティの問題はマイノリティ側が努力して解決せよという無理ゲー

選挙結果があまりに酷すぎて、しばらく言葉に表せなかったんだけど。

 

今日、「女性議員が減ったのは選挙制度のせいじゃない、女性有権者が女性議員を増やそうとしない政党に投票しているから」という意味合いの内田樹さんのtweetを見かけて、頭をハンマーで割られたような気分になった。

 

え?マジで??

 

よく見かける「女性議員を増やしたいなら女性有権者が女性候補者に投票すればいいだけのこと」とか言ってくる奴(基本的に発言者は男性)と同じじゃないか。

小選挙区の候補者を確認しても、うちの区も含め、「3人すべて男性」とかいう選挙区ばっかりだったぞなもし。

 

こちとら選びたくても選べないのに。

 

女性候補者が少ないのも、当選する女性議員が少ないのも、すべて女性有権者のせいなの?

女性議員を増やしたいなら、女性有権者全員で比例を同じ党に投票しないといけないの?

女性有権者には、選択の自由はないの?

 

自分の小選挙区はどうにもならないから、せめて比例は女性比率の高い党に入れたけど、そこで動かせる数は限られている。

リストの上位に女性がいるかどうかも関わってくる。

結果、選挙前よりも減って、無力感というか、もう絶望的だなー、と落ち込んでいたのに。

 

 

もうショックすぎて言葉にならない。

 

 

マイノリティの問題は、どれだけマジョリティを動かせるかにかかっている。

とはいえ、マイノリティ側は、いったいどれだけ、いつまで問題を背負えばいいんだろう、と思う。

 

ジェンダーやマイノリティに関心や問題意識を持っているのは一部、自分に直接関係なくても弱者に寄り添おうとするのは一部、地球・環境を含め社会を良くしたいと思っているのは一部。

 

社会に不条理や理不尽があっても、当事者の問題だとか、自分に直接関係なければどうでもいいとか、そんなこと考える余裕もない、何が問題なのか気づいてもいない、という人が大半なのだとしたら・・・

しかも、同じ女性であっても、そこに無関心な人が多いのだとしたら・・・

 

気が遠くなって、ときどき頭がフリーズする。

今日は仕事の煩雑さも相まって、構内を2回散歩した。

池で泳いでいるカモを「いいな〜」と思いながら眺めてた。

わたしもあんな風に、自然に生きられたら。

 

もう、何も考えずにぼーーっと生きていたほうがいいのかな。

わたしはいったい、何と戦っているんだろう?

この無理ゲー、いつまで続くんだろう?

 

ていうか、タイトルには「マイノリティ側が努力して解決せよ」とか書いたけど、むしろ「そんなマイノリティの問題は自分には関係ないしどうでもいいから、解決なんかしようとせず放置せよ」かもしれないな・・・

ホント、人権とか全然守られないもんな、無理ゲー真っ最中のヘルジャパンでは。

マジ無理っす。

 

 

そうやって今日も、モヤモヤと過ぎていったのでした・・・

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