現状維持という名の衰退

今の日本の若者は、現状維持という観点から自民党を支持しているという記事を読んで、そりゃ日本が衰退するわけだと思った。

いや、なんとなく気づいていたけど。

 

現状維持が一番いいという考え方が、よくわからない。

だって、そもそも同じ状態を維持するのは難しいから。

物事は常に変わっていく。

それに対して何もしないでいると、基本的には劣化することが多い。

果物は腐ってしまうし、雑草は伸び放題になるし、パンにはカビが生える。

もちろん、自然界には放置しても大丈夫な植物とかエコシステムとかもあるけど。

 

「社会」という観点だと、時代と共に古いシステムが機能しなくなったり、枠が大き過ぎたり小さ過ぎたりしてくる。

配分だって、いろいろ変わってくる。

 

別に「革新」を全面に出す必要はないけど、少なくとも「現状維持」で何もしないとどんどん衰退していく。

 

なのに。

そう思わないのだろうか?

そういう考えにならないのだろうか?

周りが進化していけば自ずと差が出てきて、置いてけぼりになると思わないのだろうか?

 

そういう人たちって、国内しか見てないんじゃないかと思う。

いや、国内だとしても何を見ているんだろう?

半径3メートルなんだろうか?

社会について、気になることとか改善すべきこととか、考えることはないんだろうか?

 

何もしなくても現状維持ができるという思考が、不思議でならない。

機械だってメンテナンスが必要なのに。

システムに必要ないわけがないじゃんね。

 

やっぱり教育のせいで思考力がないんだろうか…

悩ましい。