天の遣い

今日は、何ともいえない1日だった。
身体が重たい感じで優れないのもあり、
気分的にも落ち着かないし、
ちょっと気に障ることもあったり・・・


なんだか疲れちゃって、
音楽を聴きながら、ぐったり電車で帰り、
でも時間が間に合いそうだったのでATMに寄った。
金額を指定して、
明細書を発行しますか?と訊かれ、
その金額を見たら思っていたよりも少し多くて、
あれ???なんて思いながら「いいえ」を選択し、
なんでだろう???と歩き始め・・・
ハッと気付いたら、お金を触った記憶がない。
えええええ!
と思いながら急いで戻った。
列が出来ていたし、
次の人がもう・・・
と、並んだATMの真ん中辺り、
自分が使ったと思われる場所まで行くと、
おじさんが電話でオペレーターと話していた。
「お金が残っていたんですよ〜」と言っている。
慌てて近付くと、おじさんはすぐ本人だと思ったらしく、
説明してくれて、オペレーターと代わってくれた。


サングラスを掛けたおじさん。
ぱっと見では分からない感じだけど、いい人だった。
本当に。
救われた。


なんだか途中でおじさんに電話がかかってきて、
私に声を掛けて、バタバタと去っていったんだけど。
お礼は言ったけど、
あまりの事態に自分でも唖然としていたので、
何も気が回らないままに収束してしまった。


なんだろう、これ?


不思議な感じです。
でも本当に、おじさん、ありがとうございました。


天の遣いは、
意外とおじさんなのかもしれない。
そう思いました。