昨日の夜のこと。
歩道を歩いていたら、三叉路のところで脇道からバンがぬうっと出てきた。
あ、またか、ぐらいのことだったんだけど、危ないと思って一歩引いたら、それを見ていた自転車のおじさんが、わたしの代わりに怒ってくれた。
なんて言ったか忘れたけど、なにやってんだ、という感じの反応をしてて、下がって待っているわたしに「(向こうが悪いんだから)行ったほうがいいよ」と言ってくれた。
お礼を言って、バンの前を通ったんだけど。
なんか、怒ってくれたのが嬉しかった。
自分のことのように反応するということ。
直接自分が受けたことじゃなくても、自分のことのように腹を立てていたおじさんに、なんだか優しさを感じた。
優しいって、そういうことだ。
寄り添っているその態度が、自分のことのように怒っているその態度が、優しさなんだと思う。
ほんとにちょっとしたことだったんだけど、なんだかしみじみ嬉しかった。
おじさん、ありがとう。