記事で読んでしまった。
「女性はやる気がない」発言。
いやいやいや・・・・
女性の政治家を増やそうとしたのに、立候補したのがゼロだった、女性がやる気がないからだ、とな。
いやいやいやいや・・・
なぜそうなのかを「やる気」で片付けるなんて。
昔の根性論か。
でもね、これ、意外とハマりやすいんだよね。
「深く考えない」ということ。
だからそんな結論になるし、その結論に違和感も持たない。
そうだと信じ込む。
だから言わないといけない。
なぜ立候補者が出ないのか。
1つ前の記事も書いたけど、前例もない、先輩もほとんどいない、そんな少数派に課されているのは「多数派よりもがんばらなければ道を開けない」という過酷な状況だ。
しかも、家事や出産や子育てや介護などは、ほとんど女性が役割を担っている。
だから身動きが取りにくいし、そういう理由で休むと「迷惑になる」という風潮がある。
そういう風潮の中で、ある意味、女性は女性であることを捨てなければ、働けなかったんですよ。
そうそう、どっかしらの医科大も、女性にはそういう背景があるにも関わらず、長く勤めないからと言って、入学させないようにしてたんでしょ?
そんな状況でただ女性も政治家になれ、とか言われても、途方にくれるでしょ。
だれがそんなことできるの?って、なるでしょ。
今まで女性を頭数にも入れていなかったのに、じゃあ増やしますよ、とか口先だけで言われても、仕組みも何も変える気がない中で、誰がついていけるのでしょう?
そんな男社会の中に入っていく女性の気持ちを考えたこと・・・・
ないんでしょうね。
ないんですよ、まったく。
で、「やる気がない」とな。
想像力の無さを露呈しているだけですよ、お主。
でもね、もうそんな時代も終わりです。
そろそろ目を覚まさないと、危ないですよー。
もうそっちに道はないですからねー。
その先は崖ですよー。
お気をつけやすー。