そう、これを書いておかないと。
どうしても社会の問題点については「全体」としての状況を書いてしまうので、「それが全てではない」ということにわざわざ言及しないんだけど、社会の風潮がそうだからといって、全ての人が、全ての組織がそうだ、ということではない。
そしてどんなときも「一流」は存在していて、そういう一流は「○○だから」という決めつけをしない。
わたしが最初に経験したその「一流」は、地元の学習塾に中途採用されたときで、その幹部たちは一流大学出身がほとんどだったけど、最初アルバイトから始めたわたしは地元の私立大学出身だったけど「大丈夫ですよ、マニュアルもちゃんとあるから」と言い、そこから採用試験を受けたときも、リクルートスーツが嫌いでベージュのセットアップを着ていたわたしに「あれがよかった」と言ってくれた。
入社してからも女性の教場長がたくさんいたし、わたしも数年でなったし(英会話部門だけど)、女性幹部もいた。
いわゆる「ガラスの天井」みたいなのは感じられなかった。
だからわたしの中で、その会社での経験は、基盤のようになっていると思う。
一流は偏見を持たない。
一流は自分の中に価値基準を持っている。
だから一流の人ほど、一流大学出身だからとかいうことにこだわらない。
一流は存在する。
それを知っているから、世の中の風潮に危惧はするけど、どこかで安心していられる。