ここ数日の不快感といったら半端ない。
もうモヤモヤを通り越して、ムカムカ、オエーー、みたいな。
どん底だと思ったらまだ続きがあった。
それもこれも全部、アレのせい。
そう、ずっと見ないふりをしてやり過ごしてきた、アレ。
もう限界を超えて、得体の知れないドロドロしたお化けに変化した、アレ。
千と千尋に出てきたような。
もう誤魔化せない。
このままの自分では新しい時代を進めない。
旅を続けられない。
イヤなことはもうしたくない。
ガマンなんてしたくない。
自分を閉じ込めるのはもうゴメンだ。
その感情が、沸々とマグマのように出てきて、止められない。
「もう限界。」
それは父の最期の言葉だった。
そして今、わたしは本来の生き方を取り戻すために、その言葉を反芻している。
「自分を偽るのはもうイヤじゃ。」
「自分を粗末にするのも、もうイヤなんじゃ。」
その声はどんどん大きくなって、心の奥で叫んでる。
ずっと無視してきて、ずっと軽んじてきて、ずっと適当にあしらってきた。
大事な自分の声なのに、聞こえてないふりをしてきた。
それはもう、限界なのだ。
今回ばかりはもう、ガチギレ、ゲキオコなのだ。