結局、獣道を選んだのは自分だということ

少し前に書いた「封印された話」の主旨は、「わたしは自分を封印してしまっていた」ということだったんだけど、ちょっと違うニュアンスが強くなっていたかもしれない。

もちろん、言われたことが追い討ちのようになってはしまったけど、そこから何を選択するかは、自分の「性質」のようなものも作用している。

 

わたしはマイナスのほうを捉えたから、「だからわたしはダメかもしれない」と思った。

 

いや、人間って、マイナスに引っ張られやすいんですよね。

戦うより、挫折するほうが簡単なんです。

 

家庭環境に問題があっても、「結婚・出産がしたい!」と思うケースもあるわけで。

わたしのケースは、「わたしだからそうなった」というだけの話。

 

 

わたしにとって、「結婚して出産すること」が人生の最大の目的ではなかった。

「人生のパートナーを見つける」ということができたら、結婚・出産があるかもしれない、ぐらいに思っていた。

だから、今の状況は「結婚と出産を優先しなかった」という、わたしの選択の結果なのだ。

 

 

わたしは獣道を選ぶ人間だ。

舗装された楽な道を通らないタイプだ。

「一般的にはこうだ」とか言われても、納得できなければ従おうとしない、アバンギャルドな人間なのだ。

 

そう思うと、わたしが封印したのは「一般的に幸せだと言われている結婚・出産」なのかもしれない。

その一般的な枠の中では自分が幸せにならないことを潜在的に知っていたから、「ああ、やっぱり」と思ったのかもしれない。

 

結局わたしは、自分にとって唯一無二の人を探す、という獣道を選んだ。

どんなに時間がかかっても、自分にしかわからない、その答えを探すしかない。

 

 

何かに対して「あれは必然だった」と思うことはあるけれど、かといって全ての出来事を肯定的に受け取る必要もないと思う。

ただ、起こったことは変えられないし、自分の選択した道には責任があるし、だからこそ、後悔はしなくていいと思う。

 

結局、自分の選んだ道を全うするしかないんだろうな。

そして、自分で幸せになるしかないんだろうな。

 

f:id:rock_azure:20220525235353j:image